子どもの頃に習ったことが、大人になってからは通用しなくなってること、意外と多くありませんか?

それは例えばどんなこと?
例えば、歴史上の人物の名前とか。

あ、それはあるみたいだね
親世代が子供の頃に学校で教わったことを今の子供たちに教えようとすると「それ間違ってますから」となってしまう。
そんなことが多いのが歴史上の人物についてです。
名前が違うというのは、記録として残っている正しい名前と通称のようなものがあるので、広く知られている通称が有名になったり、またその逆もあったり。
それは仕方ないことなのでしょうが、名前とかそういうレベルではなく、そもそも歴史上の人物が教科書から消えることもあるようです。
教科書から消えると噂されている歴史上の人物について見てみましょう。
聖徳太子
聖徳太子と言えば、歴史上の人物よりも先に「一万円札の人」と思い出すのが昭和世代です。
2024年に40年ぶりに紙幣のデザインが変わりましたが、長い間一万円札と言えば福沢諭吉でした。
40年間も使われてきたので、ほとんどの世代が「一万円の人」は福沢諭吉を思い出すのでしょうが、これほど長い年月が経っても「一万円の人」の印象として聖徳太子は強く残っているのです。
聖徳太子の描かれた一万円札が発行されていたのは1958年~1986年までなので30年弱なのですが、昭和世代には強く記憶に刻まれているのです。
たぶんそれは、聖徳太子の肖像画の影響も大きいのではないでしょうか。
福沢諭吉や2024年新紙幣の渋沢栄吉とは違い、写真もない時代の人物です。
肖像画がどのように描かれていたのかも不明なのですが、現代人から見た印象はいかにもお札の描かれるに相応しい肖像画です。
ところが、昨今では教科書に聖徳太子という人物は載っていません。
そもそも聖徳太子は存在しなかったとまで言われていますが、存在していなかったわけではなく後々に聖徳太子と呼ばれて一万円札にも描かれるほど有名になった人物は厩戸王のことだったという説なのです。
これはわりと知られている話ですが、ただ名前が違うだけではなく、そもそも聖徳太子が行ったと言われている数々の偉業を厩戸王がやったことと証明することはできないので、教科書から消えるという話になっているのではないでしょうか。
あの人も消えるの?
教科書から消えると噂されている人物は、相当数います。
武田信玄、上杉謙信、今川義元、柴田勝家、毛利元就、伊達政宗、徳川秀忠、天草四郎、高杉晋作、吉田松陰、近藤勇、坂本龍馬、西郷隆盛、野口英世など・・
ここにあげたのは一部で、まだまだ教科書から消えると言わさされている人物は数多くいます。
ここで言われている「消える」には二種類あることがわかりました。
1つは残っている肖像画が間違っているので、肖像画が教科書から消えるという説。
武田信玄や上杉謙信がそう言われています。
西郷隆盛の肖像画も本人ではなかったと言われていますから、肖像画は載らないことも考えられるかも知れませんね。
この場合は、肖像画だけ消えるので、記録として残っている事柄までは消えるわけではないのでしょう。
問題はごっそりと消えることです。
その代表格が坂本龍馬なのです。
日本でもっとも有名な幕末の志士といっても過言ではないのに、なぜ?と思いますよね。
しかしこれは「竜馬がゆく」という司馬遼太郎の歴史小説の影響が強いのです。
坂本龍馬が本当に薩長同盟の立役者だったのか、船中八策を考えたのかなど、坂本龍馬が陰で尽力したという事実を確認することもできず、ただの想像と言われてしまえばそれまでということになります。
まったく関わっていなかったわけではないとしても、小説やドラマ、映画などで描かれるような大活躍をして幕末の歴史を動かしたというのは誇張していると考えられるため、歴史上の偉人としてではなく、有名な坂本龍馬のエピソードを時代を読む参考にするような紹介の仕方になるのではないかと噂されています。
他にも消えると噂されている人物も同じように、歴史小説やドラマなどで描かれる内容は口伝えで残っていることが多く、記録がなければ史実として学ぶ必要があるのかと議論になっているのです。
まとめ
教科書から消えると噂されている人物が幕末や戦国時代に多いのは、混乱や激動の時代なのでドラマの題材になるようなエピソードが多いからだと考えられます。
誇張する、つまりは少し盛って演出されやすいので、教科書に載せる内容とは食い違いも出てくるかも知れませんからね。
学びのきっかけになるので、それはそれでいいと思うのですが、歴史ロマンと史実をごちゃ混ぜにすることはできないのでしょう。


