「くまと旅人」という童話は子供には難しいのではないか?

童話の人

イソップ物語のなかに「クマと旅人」というお話があります。

このお話は、とても短いのですが、内容は子供向けなのか?と疑問を持ってしまいます。

あまり有名な童話ではないので、知らない人もいると思います。

あらすじをご紹介するので、この「くまと旅人」というお話が、いったい何を伝えようとしているのか、一緒に考えてみましょう。

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「くまと旅人」のあらすじ

森の中を2人の旅人が歩いていました。

1人はやせている男です。

もう1人は太っている男です。

体型は違っても、2人はとても仲が良かったのです。

お互いを親友だと思っているので、旅の途中にもこんな会話をしています。

「ぼくたちはお互いのことを本当に大切に思い合える真の友達だね」

「もちろんさ、君に何かあったらぼくは必ず助けるよ」

「それはぼくだってそうさ」

こんな話をしながら旅をしていたのです。

そのときでした。

森の奥から大きな熊があらわれたのです。

旅人2人は急いで逃げます。

やせている男は急いで走り出し、木に登りました。

ところが太っている男は走るのが遅く、熊に追いつかれそうです。

困った男は、「そうだ死んだふりをしよう」と思い立ちます。

その場に倒れて息をひそめて、熊が諦めてくれるのを祈りました。

その間も、やせている男は助けに来る様子もありません。

間もなく熊が死んだふりをしている太った男の近くに来ます。

そして男に鼻を近づけて、ニオイをクンクンと嗅いだあとに、耳元で何かささやきます。

するとそのまま太った男を残して、森の奥へ去っていきました。

しばらくして、やせた男が木から降りてきました。

「助かって良かった!ところで、熊は君に何かささやいていたようだが、何を言ってたんだい?」と聞きます。

太った男は言いました。

「友達を見捨ててさっさと逃げてしまうような人とは、一緒に旅をしない方がいい」と言われたんだ。

やせた男は顔を真っ赤にしました。

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「くまと旅人」の伝えたいこと

「くまと旅人」のあらすじを見て、どんなことを伝えようとしていると感じたでしょうか。

人それぞれ、受取りかたは違うと思います。

いくつかの教訓と思えることをあげてみました。

真の友人を見出す

「くまと旅人」のお話では、2人の旅人は友人同士です。

友達と2人の旅は楽しいものですかが、ピンチになった時には真の友情が問われます。

命の危険が迫ったときに友達を見捨てられるのかどうか。

言葉だけではなく、真の友情は危機にこそわかると伝えているのではないでしょうか。

旅の共選びは大切

一人旅は自由気ままでいいものですが、やはり旅には共がいたほうが楽しいもの。

ですが、旅には何か起こるかわかりません。

一緒に旅を共にする相手を選ぶときには、慎重にならなければいけないという教訓も含まれているのではないでしょうか。

最後は自分の身が大切

どれほど大切な友達だと思っていても、目の前に命の危険が迫った時には、本能的に自分の身を守ろうとするのは責められることではないでしょう。

それは防衛本能として、頭で考えるよりも先に体が動いただけとも言えますよね。

友達を置いてさっさと木の上に逃げたとしても、それだけでその人を卑怯者として決めつけてはいけないという教訓もあるのではないでしょうか。

まとめ

「くまと旅人」のお話は、子供が読めば、友達を大切にしないのは恥ずかしいことというメッセージしか受け取れないかも知れません。

しかし、大人にはもう少し違うメッセージが見えるのではないでしょうか。

※イソップ物語が書かれた時代には、熊に遭遇したときには死んだふりをするのが定説だったようです。(現在はそれは危険だと言われています)

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