世の中には、バツイチが溢れています。
バツ2、バツ3のような猛者もいます。
そうなれば、必然的に子連れ再婚する人も増えるわけですよね。
子供にとって、ある日突然知らない大人が父親、母親になるのは複雑な気持ちになるでしょう。
昔から継母は意地悪というのが定番です。
再婚した男性の子供をいじめる継母は、童話では悪役と決まっています。
童話や昔話に出てくる継母が悪く描かれるのは、なぜなのでしょう。
ホントに継母が意地悪なのかも知れませんが、そうとも限りませんよね。
自分の子供として、心から愛して育てる継母だっているはずです。
童話の継母が意地悪に描かれる理由について、考察してみました。
有名な童話の継母
童話に出てくる意地悪な継母と言えば、「シンデレラ」「白雪姫」「ヘンゼルとグレーテル」です。
じつはこの3作ともグリム童話です。
グリム童話は、幼児や児童向けの童話として世界中で愛読されています。
それぞれの継母のタイプを見てみましょう。
シンデレラ
シンデレラと言えば、父親が再婚した女性とその連れ子の姉妹から意地悪されるという話です。
召使を雇えるような家なのに、召使をクビにしてシンデレラはこき使われます。
この物語に出てくる継母は、シンデレラの存在を疎ましく思いますが、家から追い出すことは考えません。
タダで使える召使として、こき使うために家に置いています。
そこから考えると、シンデレラに出てくる継母はお金への執着心が強いのではないでしょうか。
シンデレラの父親は、きっとかなりの資産家なので、お金目当てで結婚したのでしょう。
しかし父親はシンデレラがいじめられていても、助けようともしません。
それどころかお話の中には、父親はほとんど出てきません。
実の娘のことすら気にかけない男性なので、再婚した継母も決して幸せではなかったでしょう。
とにかく資産家の男性の妻という座を死守して、娘たちをお金持ちの男性と結婚させることばかり考えていたのではないでしょうか。
物語の中では、悪者になっている継母ですが、じつはこのストーリーの中で一番の悪者は父親ではないかと思うのです。
白雪姫
白雪姫のお話も、継母が悪者になっています。
しかし、原作では継母ではなく実母だったと言われています。
実の母親が娘の美しさに嫉妬して、命を狙おうとするなんて残酷過ぎると批判されて、のちに継母に変更されたと言われています。
白雪姫の母親は、魔法の鏡を持っています。
その魔法の鏡に「この世で一番美しいのは誰?」聞くと、今までは自分のことを言っていたのに、ある日から「一番美しいのは白雪姫です」と答えるようになります。
嫉妬の炎をメラメラと燃やし、何度も白雪姫の命を狙う恐ろしい継母です。
意地悪というレベルではない恐ろしさですが、根底には女の嫉妬心があります。
自分が一番美しい存在だと確認するのが日課だったのですから、単なる美への追求ではなかったのでしょう。
美しくなければ存在価値を見出せないような、ある意味では可哀そうな人だったという考え方もできます。
ヘンゼルとグレーテル
ヘンゼルとグレーテルに出てくる継母も、原作では実母だったようです。
白雪姫と同じく、実母という設定では残酷過ぎて子供に読ませられないという批判を受けて継母に変更されています。
飢饉によって貧しさと飢えから、子供を森に捨てようと計画する継母です。
たしかに残酷ですが、実母という設定はダメで継母ならOKというのは、よくわからないですよね。
ヘンゼルとグレーテルの継母が、子供を捨てようと考える理由は、飢えからです。
人間が極限に飢えると、そんな恐ろしいことを考えても不思議ではないというわけです。
実の母親なら、自分が食べるものを我慢しても、子供たちに分け与えるものだから、継母じゃなければお話として成り立たないと考える人が多数派だったのではないでしょうか。
意地悪な印象を与える影響
継母は意地悪な存在として、子供たちにすり込むのは現実にも影響はあると思います。
父子家庭が増えているのに、継母は意地悪という印象を与えるお話ばかりでは困りますよね。
子連れ再婚したくても、子供に大反対されてしまうケースもあるでしょう。
子連れ再婚を考えている人にとって、シンデレラや白雪姫、ヘンゼルとグレーテルのような物語は大敵です。
そのせいで子供が継母になつかなくなって、不思議ではりません・
まとめ
継母は意地悪という悪影響を考えることがわかっているのなら、考える必要があるでしょう。
継母を意地悪に描く物語が多いのは、母親たちからの苦情が原因です。
実母が子供の命を狙ったり、子供を捨てるような童話が広まれば、母親たちの子育てに支障が出るため、継母を悪者にしたのです。
逆に継母がめっちゃいい人で、実の子と同じように愛情を注いで育てたという童話がもっと増やす必要があると思います。
子連れ再婚が増加している社会では、継母のイメージ改善が求められるのではないでしょうか。


