「ねずみの相談」というお話は、イソップ物語の中のお話です。
短いお話ですが、深い意味が込められている童話として世界中で読まれています。
日本では「ねずみの相談」というタイトルを聞くだけでは、内容がピンとこない人もいると思います。

どんなお話だったかな・・
ということで、「ねずみの相談」のあらすじをご紹介します。
そしてこの童話が伝えようとしていること考えてみました。
「ねずみの相談」のあらすじ
ある場所にねずみたちが集まっています。
どうやら、猫の存在に困り果てて、何か策はないものかと会議しているようです。
食べ物を探しに行った仲間が、何度も猫に襲われていて、このままでは食べ物も手に入りません。
どうしたものか・・と長老のねずみたちは相談します。
いいアイデアも浮かばないまま静かになってしまうと、若いねずみがしびれを切らして立ち上がります。
若いねずみは、猫の首に鈴を付ければ問題解決すると言います。
たしかに、猫の首輪に鈴を付ければ、近くにくるまでに逃げることもできます。
それはいい方法だと、ねずみたちは喜びます。
ですが、年配のねずみがこう言います。
「ところで、誰が猫の首に鈴を付けるんだい?」
その問いに、誰も答えることはできませんでした。
「ねずみの相談」の伝えたいこと
「ねずみの相談」のあらすじを見ると、お話の終わりが拍子抜けしてしまいます。

それで終わり?
と突っ込みたくなります。
「ねずみの相談」というお話は、日本では「猫の首に鈴をつける」という部分だけが引用されることが多いので、結末を知らない人もいます。
ですが、結末を見てもスッキリとした気持ちになりません。

いったいこの話は何が言いたいのですか?
教訓として伝えようとしているのは、どんなに素晴らしい案を考えたとしても、それを実行できなければ意味がないということです。
猫の首に鈴を付ければ、仲間はみんな安心して暮らせます。
それがわかっていても、そんな危険なことはできるはずもないので、良いアイデアも無駄です。
実行できる案じゃなければ、ぬか喜びさせるだけなので、よく考えて発言しなければいけないのでしょうね。
若いねずみは、そこまで考えていなかったのです。
しかし、長く生きてきたねずみはさすがに冷静でしたね。
ねずみとねこの関係性
「ねずみの相談」は、猫と鼠の関係がよくわかるお話です。
猫は古くから人間と一緒に暮らしてきました。
とくに穀物をねずみの被害から守るために、猫が大切に育てられてきました。
日本も農耕民族なので、米を守るために猫を飼っていた農家もあったようです。
人間と猫の関係は、とても古くから続いてきたのですね。
まとめ
猫の首に鈴を付けるのは、ほんとはあまりおすすめしません。
というのも、猫の聴覚はとても優れています。
音の周波集によっては、人間の3倍~10倍も聴力が優れていると言われています。
なので、首に鈴を付けると猫はかなりストレスを感じます。
家の中でのんびり暮らしている猫には、鈴は必要ないのかも知れませんね。
ねずみたちも、鈴を付けるのを諦めてくれてよかったです。

